HONMEMO

読書備忘録です。

若者のためのまちづくり/服部圭郎

高校生をターゲットとして、まちづくり、まちの楽しみ方や改善の視点などを説く。10年以上前のものだが、今も古びず、おじさんも楽しく読める。歩いて楽しめる、自転車で自由自在に移動できる、ライトレールなど公共交通の復権、空地などのレジャー空間、サードプレイス、暗渠を川に戻す、妖怪との共生、予見困難な事象についての自由度をもった都市計画、商店街・市場の魅力、ストリートパフォーマンスやフリーマーケットなど、楽しいまちの要素がてんこ盛り。

まちづくりは、利害調整が大変だけれど、若い人(だけではないが)が自分たちのために積極的に声を上げるのが大事だろう。 日本の都市計画の元になる思想はコンクリ、ハコモノ、車偏重みたいなところから脱却できないので、身近なところから一つ一つかもしれない。

カバーは何でこんな3歳児向けみたいな幼稚なマンガなの?