HONMEMO

読書備忘録です。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

還暦からの底力/出口治明

・数字、ファクト、ロジック。エピソードでなく、エビデンスで世界を見る。 ・高齢者は次世代のために働くことに意味がある。 ・ヤング・サポーティング・オールドではなく、オール・サポーティング・オール ・みんなで社会を支える=消費税。困っている人に…

武器としての決断思考/瀧本哲史

自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくべし。その意思決定に当たって不可欠なディベートの思考法・技術指南。 武器としての決断思考 (星海社新書) 作者:瀧本 哲史 発売日: 2011/09/22 メディア: 新書

新しい世界史へ/羽田正

現行世界史の問題点は、 1 日本人(○国人)による世界史であり、共通の世界史がない。 2 現行の世界史は、ある人間集団と他の人間集団の区別を強調する。(イスラーム世界などと違いを強調するのではなく、自らの問題として捉え、共通性に注目する歴史理解と叙…

私的読食録/堀江敏幸・角田光代

堀江敏幸と角田光代による小説やエッセイの中の食をめぐるリレーエッセイ。 角田「本の中に出てくる食べものというのは、読むことでしか食べられない」(「小公女」) 堀江「料理は記憶である」(「わたぶんぶん」) 私的読食録 作者:角田光代,堀江敏幸 発売日: …

しびれる短歌/東直子・穂村弘

様々な心象風景や想いなどをぎゅっと凝縮して短い言葉に詰め込んだ短歌(や俳句)は、優れた水先案内人によって展開して言語化してもらうことでより豊かに心に響くことが多い。 本書により改めて現代短歌に触れて心豊かになる思い。 しびれる短歌 (ちくまプリ…

同調圧力/鴻上尚史、佐藤直樹

「世間」による同調圧力がコロナ禍の中で凶暴化している。 「世間」という強力な敵をよく知った上で、社会とつながる途をさぐること、あるいは、弱い「世間」を複数見つけて参加することが大事になると。 佐藤の指摘する「世間」(×社会)を構成する4つのルー…