2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
池澤夏樹編の50人による懐かしい本にまつわるエッセイ。掌編集かと思ったら書評・エッセイ集だった。 わたしのなつかしい一冊 作者:池澤 夏樹,小島 慶子,川本 三郎,辛酸 なめ子,山内 マリコ,高村 薫,若松 英輔,小島 ゆかり,瀬浪 貞子,益田 ミリ,養老 孟司,江…
ヘルシンキに幼児2人を連れて単身移住した著者によるエッセイ。関西弁とは関係なく、文体が好みでないためか、頭に入ってこない。 フィンランド人は、人間の性格や性質について、いいところと悪いところという発想がなく、練習が足りているところと足りてな…
様々なバイアス、思い込みで、人は多くの事柄について勘違い、間違った理解をしていることが多い。データをもとに事実に基づいて世界をみる必要性を説く。 事実に基づいて世界をみる必要性は十分理解しているつもりだが、それでも私の理解はチンパンジー以下…
難波康子を含む6人の死者を出したエベレストでの遭難事故の同行ジャーナリストによる詳細な記録。盛んになり出した商業的な公募隊の問題点をレポートするという目的があったが、著者は、参加した営業公募隊のメンバーの能力を評価し、資格不十分な者はむしろ…
これは日本文学が得意とする(した?)カギ括弧付きの私小説ではないか。アメリカ文学でこういうのは珍しいのかもしれないなと思う。いやアメリカ文学なんてそんなに読んでいないので分からないけれど。 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集 (講…