2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
NHKBS2にて。40年前の名高い映画だが、はじめて見る。ストーリー自体は他愛もないものだけれど、映像の切り取り方や光の使い方などとても斬新な気がする。シャンソンがすばらしく、全体としてホントにシャレた出来栄え。
糸井重里による「最大の戦略とは、正直であること?!いずれ来る社会への大きなヒントが」という帯。糸井重里らしく内容とちょっとずらしたキャッチーな言葉だが、本書は、最大の利益を得るための最良の戦略は正直であることだといっているものではない。集団…
比較的最近今村監督の「うなぎ」をDVDで観た。かみさんが借りてきたのだが、カンヌで賞を獲ったからといって(というか、そういう作品だからこそ)面白いのか?と斜に構えて見ていたが、これがえらく面白かった。といって「楢山節考」を見ようという気も起こ…
NHKBS2にて。原作は宮本輝の名作。こういうものを映画化してろくなものになるはずはないと思いつつ、冒頭だけでもと思って見てみたら、引き込まれてしまった。四半世紀前の作品だけど、その頃にしたって、こんな戦後の貧しい時代背景を引きずった暗〜いエン…
早すぎる・・・。ご冥福を祈ります。 asahi.com: ロシア語通訳の米原万里さん死去 エッセーなどでも活躍 - BOOK
死ぬこと、殺すことをめぐって、 面白半分で私は人を殺し、そのあと銃をおいて、何のやましさもおぼえずに昼寝ができそうだ。たった100メートル離れただけでビールの缶でもあけるように私は引金がひけそうだ。それは人殺しではない。それはぜったい罪ではな…
あまり期待せずに読んだのだが、結構面白く、拾い物だった。気の弱いヤクザ史郎、中年主婦明日美としのぶ、悲惨な過去を持つ帰国子女渚の4人が重武装してヤクザの別荘を襲撃する・・・って書くとハチャメチャなのだけれど、ストーリーにひねりがあり、アクシ…
三島賞は古川日出男「LOVE」、山本賞は宇月原晴明「安徳天皇漂海記」に決定。お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
同心の手下をつとめる髪結いの伊三次と芸者お文を主人公にした人情捕物帳。この作者、直木賞に5,6回ノミネートされて受賞を逃しているはず*1。本書も面白く読めるのだけれど、何かもう一つ足りないという感じがして、受賞にあと一歩という感じが確かにするよ…
日本とのかかわり十数年、著者‘朝・美納豆’氏は、米国で生まれ育ったとは思われないほど美しい日本語をあやつり*1、俳句、短歌はもちろん、謡い、落語など伝統的な日本文化に対する造詣も深い。本書は短い文章の集まりながら、様々に気づかされることが多か…
テンポのいい、楽しい映画だった。佐藤浩市ってなかなかいい俳優になったなと最近思う。原作は読んでいないが、かみさんによると原作とはずい分違うらしい。
芥川賞受賞作だが、私ごときにはよくわからんというか、つまらない。「もの食う人びと」はすごく面白かったけど。ジャーナリストだけあってノンフィクションの方が面白いのではないかな。開高健とかノンフィクションも小説もという人もいるけれど。「自分自身…
ユトリロと藤田嗣治を取り上げていた。クイズ仕立てにして何の意味があるのか。つまらないNHKの見本のような番組。こういう作りが好きだという人が多いのかなあ。私はもう二度と見ないな、よほど関心のあるテーマでなければ。
20年程前、アフリカ奥地に棲むというネッシーのような怪獣ムベンベを追った早大探検部のリーダーによる探検記。怪獣を追うという非科学的というか子供じみたところがまさに「探検」で、若さ爆発が羨ましくも思え、また余りの無謀さに呆れもする。田村がマラ…
何てタイトルかって、そもそもが‘Crime and Punishment'をもじった‘Grime〜’なのだからそうなる。掃除婦殺しってことで。シカゴ郊外に住む主婦(未亡人)ジェーンが隣家で起こった掃除婦殺しについて素人探偵になって活躍するというお話。犯人を捕まえるため…
NHKBS2で。涙が出るほど懐かしかった。四半世紀ぶりに見た。正統ブリティッシュハードロックというより、前衛、アバンギャルドだわ。‘Dazed and Confused’が圧巻だった。ジミー・ペイジもロバート・プラントも何かヘタウマという感じがいいなあ。ボンゾの若す…