HONMEMO

読書備忘録です。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

曇天記/堀江敏幸

堀江敏幸は、詩人のような細やかな感性とことば使いに触れたくて読む。通勤電車のストレスフルな環境で読むのは全く興ざめなのだが。 「東京人」連載(2008〜) 曇天記 作者: 堀江敏幸 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2018/03/24 メディア: 単行本 この商…

ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事がまわるのか/熊谷徹

150日って物凄いと思ったが、自分も130日くらいは休んでる。あと20日は確かに簡単ではないか。 ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか (青春新書インテリジェンス) 作者: 熊谷徹 出版社/メーカー: 青春出版社 発売日: 2015/08/04 メディア: 新書…

団地と移民/安田浩一

高齢化が進む郊外の団地に外国人労働者(移民)が流入して、住民のほとんどが高齢者と外国人というところが出てきている。高齢化に伴う孤独死などの問題と貧困、文化摩擦への対応、それはまさに、これからの日本が否応なく向き合わなくてはならない状況を先取…

恐怖の男/ボブ・ウッドワード

トランプ政権の意思決定過程が、まるでホワイトハウスで大統領の隣で見ているかのように記されていて、出色。 トランプ大統領は、極めて感情的で、気まぐれ。知能が低いとか小学生のようだなどと周りから評され、ブリーフィングをまともに聞くことも出来ず、…

日本人の勝算/デービッド・アトキンソン

人口減少が進む中で、経済成長を続けていくためには、生産性を上げるしかない。そのためには、最低賃金を継続的に引き上げ、人材育成トレーニングを強化し、所得を増やすとともに、企業規模を拡大して、高付加価値・高所得経済を目指すべきと。 最低賃金につ…

統計学が最強の学問である/西内啓

今更読むベストセラー。 素人にはやや難解なところもあるが、挑発的な文体も含めてなかなか面白い。エビデンスとして最も信頼できないものは、「専門家の意見」と「基礎実験の結果」だというのは、まさにまさに。 自分の頭で考えようとするときにこのような…