HONMEMO

読書備忘録です。

山本周五郎「さぶ」の表紙が劇画調に

 周五郎の「さぶ」は、私の大好きな小説だ。先日書店で平積みされていた新潮文庫の表紙を見て愕然とした。何だか訳のわからないPOPも立っていた気がするがもはや記憶にない。劇画調の表紙は、内容と全く不釣合い、全くミスリーディング。こんな表紙だったら私は高校生だったとしても絶対に買わない(四半世紀前高校生だった頃読んだ本の表紙は、ついこの間まで変わらなかった)。買い占めて捨ててしまいたくなる。まさかそれが狙いじゃないだろうな、新潮社!
 amazonではまだ旧版の表紙が載っているようだ。↓ 
 2006年5月にはamazonも新版の表紙になってしまった。ああ何というザマだろう。カバーなんて表層的なものだ、中身が変わるわけではない。でもさ、ひどすぎる。泣。

さぶ (新潮文庫)

さぶ (新潮文庫)


cf. http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050719bk14.htm