ニシノユキヒコを10人の女性が語る10篇の短編連作。この作品の中に、
そのひとの全部を好きになることに決めると、いいだのよくないだの、そういう価値判断をしなくても、よくなるのだ。ただ、好きでいれば、いい。
というフレーズがある。川上弘美の作品全部を好きになると「決めた」わけではないけれど、いいだのよくないだのといったことはどうでもいいように思ってしまうのだ。*1
- 作者: 川上弘美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: 文庫
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*1:引用部分の「いいだのよくないのだの」というのはセックスのことを言っていて、なんだかヘンではあるが。