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読書備忘録です。

越後つついし親不知・はなれ瞽女おりん/水上勉

表題作のほか、桑の子、有明物語、三条木屋町通りの計5編。(三条木屋町通りだけ、ちょっと時代も毛色も違う。)
高度成長の前まで、こういう極貧の農村はごく当たり前だった。格差社会とかなんとかいっても、こういう話を読むと、まあ全体としては現代日本は幸せ、ノンキなものだよなんて思ってしまう(そんな単純なことではないことは分かっているけれど)。そんな時代の女性の哀しみ、純真。

越後つついし親不知・はなれ瞽女おりん (新潮文庫)

越後つついし親不知・はなれ瞽女おりん (新潮文庫)


105円@BO