まだ半人前の落語家が、まずは名前を売れ、という師匠のアドバイスもあって、ボクシングを始め、世界チャンピオンへ挑戦していく…、こう書くと何だかろくでもない小説のようだけれど、笑って泣ける人情噺を聴いているような、肩の凝らない、とても楽しい物語です。
本書を読もうと思ったきっかけは、第4回酒飲み書店員大賞受賞作ということから。新味のない本屋大賞なんかよりずっといいかも、なんて思ってます。呑兵衛なものだから。
- 作者: 立川談四楼
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/08/10
- メディア: 文庫
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