HONMEMO

読書備忘録です。

けい子ちゃんのゆかた/庄野潤三

「子供たちが独立し、山の上のわが家に残された夫婦の豊かな晩年を描くシリーズ第十作」。その第何作か知らないけれど、かつて「せきれい」を読んだことがあって、その暖かい読後感に惹かれて、また本書を読んだのだけれど、いったいこの同じエピソードの繰り返しは何なんだろうか。せきれいでもあったけれど、ここまで多いとどう理解すればいいのか分からなくなる。
画家が同じ静物を何枚も書くのとは違うしな。

けい子ちゃんのゆかた (新潮文庫)

けい子ちゃんのゆかた (新潮文庫)