「子供たちが独立し、山の上のわが家に残された夫婦の豊かな晩年を描くシリーズ第十作」。その第何作か知らないけれど、かつて「せきれい」を読んだことがあって、その暖かい読後感に惹かれて、また本書を読んだのだけれど、いったいこの同じエピソードの繰り返しは何なんだろうか。せきれいでもあったけれど、ここまで多いとどう理解すればいいのか分からなくなる。
画家が同じ静物を何枚も書くのとは違うしな。
- 作者: 庄野潤三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/09/29
- メディア: 文庫
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