HONMEMO

読書備忘録です。

シン・ニホン/安宅和人

データ×AIの世界では全ての変化が指数関数的に起き、これから数十年で生産性が跳ね上がる。

日本は、この15年間一人負けを続けたが、生産性の伸び代は巨大であり、明るい未来を描くことができる。しかし、現状、データ×AIを活用する用意が全くできていない。

この状況を踏まえて、明るい未来を実現するためのアイデアを、教育・人材育成の観点を中心にして展開する。

オプティミスティック、前向きな姿勢が好ましい。難しい問題も多く、カネは大した金額ではないからなんとかなるといったものでもなかろうとは思うけど。

一方に定常化社会に向かうという議論があるが、例えば、本書の人材育成の提案、アイデアは、そのようなビジョンであるかどうかに関わらず、大事な視点が多いと感じる。