HONMEMO

読書備忘録です。

雲の墓標/阿川弘之

海軍予備学生から任官して20年7月9日(終戦のわずか1月前)に特攻により散るまでの青年の日記の形を借りた小説。現代日本では思いもつかない*1、死と向き合いながら生きることのいろいろな意味での濃密さがひしひしと。なんとなく敬遠している「聞けわだつみの声」も読んでみようか…。

雲の墓標 (新潮文庫)

雲の墓標 (新潮文庫)

*1:なんと幸せなことであろうか。