副題は、インド仏教徒の頂点に立つ日本人。その人佐々井秀嶺のノンフィクション。インドで差別と闘う仏教の教導師だが、任侠道の親分のような感じが破天荒で面白い。胡散臭さも含めて。
結局、極めて政治的な運動になっていて、評価はいろいろあり得よう。佐々井側ではなく、中立的な(あるいはヒンドゥー、イスラムの)立場からみると、仏教原理主義(?)によって宗教的対立を煽っている存在のようでもある。
- 作者: 山際素男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/10/17
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