周五郎は、庶民の哀歓を描いて、私の最も好きな作家の1人です。多くの箴言がちりばめられているのも周五郎の作品の特徴ではないかと思います。箴言というのは、一つ間違うと説教くさくなったり、あるいは言葉が薄っぺらいとアホかと壁に投げつけたくなったりするのですが、周五郎の言葉は、作品を読むうちにずっしりと響いてきます*1。
- 作者: 山本周五郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1966/09/19
- メディア: 文庫
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周五郎は、庶民の哀歓を描いて、私の最も好きな作家の1人です。多くの箴言がちりばめられているのも周五郎の作品の特徴ではないかと思います。箴言というのは、一つ間違うと説教くさくなったり、あるいは言葉が薄っぺらいとアホかと壁に投げつけたくなったりするのですが、周五郎の言葉は、作品を読むうちにずっしりと響いてきます*1。