表題作のほか、花筵、ちくしょう谷、へちまの木の計4作。花筵は、ストーリーが出来すぎだろって批判もあるんじゃないかと思うけど、それがどうしたって言うのさ。ハッピーエンドはちょっと臭くても赦す。ちくしょう谷も感動のお話だけど、何だかしらじらしく思えてしまうのは、私がひねもののせいだろう。周五郎を読むと、何かとささくれ立った気持ちが穏やかになる。
- 作者: 山本周五郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/05/28
- メディア: 文庫
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
105円@BO