最近久しぶりに著者の新刊が出たということで話題になったことをきっかけに(それまでは全く知らない作家だった)、シリーズ第一作を買い求めたもの。これはチャンドラーへのオマージュっていうより、チャンドラーあるいはマーロウの雰囲気、特徴がむしろデフォルメされているような気さえする。終盤ごちゃごちゃするのだけど最後はきっちりカタルシス。チャンドラー系(?)ハードボイルド好きにはたまらない作品かな。
- 作者: 原りょう
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1995/04
- メディア: 文庫
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