HONMEMO

読書備忘録です。

ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン

 かみさんがどこからか借りてきて長々置き放しにしていたので、超ベストセラーということもあって土日にパラパラ読んだ。こりゃ田舎者アメリカ人の書いたTV2時間ドラマ「御当地サスペンス」(地方の観光協会か何かとタイアップして名所旧跡で殺人事件が起こるってやつ)のルーブル版だわ・・・そこに売れる秘密があるのだろうと得心した。
 ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」のイエスの隣にいる使徒は実はマグダラのマリアであるとか、聖杯伝説等のエピソードに基づく「お話」はなかなか面白い。イエスの隣がマグダラのマリアだったら、ヨハネ(だったか?)はどこ行っちゃったの?ナイフを持って手だけ参加してるってことかしらんとかね、色々考えてしまったりもするけれど。ただ、扉にわざわざ「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。」と記すのはどうかな・・・ウソじゃないかもしれないが、フェアじゃない気がする。

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉