中田英寿の引退

　先日ラグビー日本代表監督も務めた宿沢広朗さんが若くして亡くなったというニュースで、氏が三井住友銀行の専務をされていたということを知って、ああ日本人にもこのような優れたスポーツマンかつエグゼクティヴとい人がいたんだなと思ったのだ。中田はプロだからまた立場が違うのだけれど、宿沢氏のように違うフィールドでも活躍できる才能のある人だと思う。インタビュアーの怠慢を咎めて「聞いてました？」と厳しく指摘するようなところなんかも含めて、面白い人間だなあと思っている。
　でも先日も書いたけど、公式サイト上の引退メッセージとか（あるいはブラジル戦終了直後の寝っころがり姿とか）30歳になろうとする男にしては、何だか甘っちょろいところがあるんじゃないのという感じがしてしまう*1。
　さらにいえば、その引退メッセージを教材に使いたいという教師が多数いるというニュースがあって、まあこれは使い方だとは思うけれど、なんだかなと思ってしまうのだ*2。

*1:我が身に照らして言えるのかと問われれば、私はそんな立派な男ではないけれど

*2:こんな風に思う私の方がひねくれているということなのだろう。