HONMEMO

読書備忘録です。

百年の孤独/G・ガルシア=マルケス

こんなに大きな物語があったのか。「百年にわたる一族の大河小説」とかいうのでは、小さすぎてこの物語の説明にならない。
人がサグラダ・ファミリアを初めて見たときに感じる衝撃に似ている*1と言ってもいいかもしれない。
一文が長いのは翻訳のせいではないだろうが、翻訳特有のまわりくどさを感じて、読みやすいとは言えないし、分け判らんところもあるけれど、そんなこともこの物語の前では、みんなぶっ飛んでしまう。「比類なき」物語。

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))

百年の孤独
手元のものは、下の装丁のもの。500円@BO

*1:私は現地で実際に見たことはないけれど。