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読書備忘録です。

素人庖丁記/嵐山光三郎

嵐山光三郎は、悪党芭蕉とか、文人悪食とかを面白く読みましたが、真髄は、本書のような自らの五感でというか身体で書いたとでもいうべきものにあるように思います。魯山人との仮想茶漬合戦やおむすびの具は何がいいかといった現実的な話から、タケノコや豆腐好きが高じて行きついたところの尺八の煮物やら豆腐の擂粉木という妄想まで、1ページたりとも退屈させるところがありません。

素人庖丁記 (RHブックス・プラス)

素人庖丁記 (RHブックス・プラス)


400円@BO