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読書備忘録です。

チベット旅行記/河口慧海

明治30年代、サンスクリット経典の原型をとどめるチベット経典を求めて鎖国チベットに潜入した著者の旅行記です。100年前の単独ヒマラヤ越えはただでさえ過酷であろうことは想像に難くないのですが、鎖国をしている国に潜り込むために間道を抜けようとするため、困難を極めます。
今から見ればチベット人に対する見下したような失礼な物言いなど、違和感をおぼえるところもありますが、そのような点も含めて一級のノンフィクションだと思います。
スゴ本100から。

チベット旅行記〈上〉 (白水uブックス)

チベット旅行記〈上〉 (白水uブックス)