HONMEMO

読書備忘録です。

ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ

村上春樹による新訳です。表題作のほか、花盛りの家、ダイヤモンドのギター、クリスマスの思い出を収録。
村上春樹による解説にあるように、映画は小説とは全く異なるもののようです。確かに、主人公ホリー・ゴライトリーの「イノセンスの翼を持った」「型破りの奔放さや、性的開放性、潔いいかがわしさ」は、オードリー・ヘップバーンにはそぐわないですね。本編を原典に忠実に映画化した場合に、どんな女優がホリーにふさわしいか考えてみて欲しいとありますが、私なら、スカーレット・ヨハンソンでしょうか。ただの娼婦になってしまうかなあ。

ティファニーで朝食を (新潮文庫)

ティファニーで朝食を (新潮文庫)