昭和の日本映画全盛期を支えたトップスターの一人、高峰秀子の半生記。
美女のものとは思えない男勝りの文体、勝気な、芯の通った生き方は、「渡世」日記というにふさわしい。
養母(親類、縁者も)とのバトルが凄まじいが、一方、谷崎潤一郎、梅原龍三郎、新村出らとの交遊関係のエピソードはとても楽しい。
文春文庫版カバー画は、梅原龍三郎による著者のポートレート。
解説は沢木耕太郎。
- 作者: 高峰秀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/03
- メディア: 文庫
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