ケンブリッジで1年程の研究生活を送った際にしたためた数学者のエッセイ。「若き数学者のアメリカ」もそうだが、この人の子どもを見る目は、とても温かい。芯から子どもが可愛く思えるのだと思う。
また、いずれの著作も、異文化紹介や蘊蓄ばなしにとどまらず、異文化と接する中で、真摯に自らの内面を見つめ、率直に語っているところが、好ましい。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/06/29
- メディア: 文庫
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