HONMEMO

読書備忘録です。

世界を知る力/寺島実郎

本書あとがきは、普天間問題が喧しかった昨年11月に書かれているのですね。*1
世界の潮流なり、構造変化なりについての見方、中国と米国との関係などについての考え方なども含めて、今やそれほど目新しい見かたということではないかも知れませんが、自ら「世界を知る」ということは簡単なことではないと最近思います。
本書が出て1年がたち、オバマ政権民主党への期待が失望に変わろうとしている今、どのように世界をとらえるべきなのか、「問題解決に向けた強い意志」が改めて求められているのでしょう。

世界を知る力 (PHP新書)

世界を知る力 (PHP新書)

*1:鳩山政権の迷走に寺島氏の考え方が一役買ったのかどうか知りませんが、基本的な構造をどうとらえるかという問題と個別事案への当てはめ、やり方の問題はまた別ですしね。普天間の悲劇は続く…