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読書備忘録です。

水の中の哲学者たち/永井玲衣

哲学対話という概念、領域があることを初めて知った。哲学とはざっくり真理を追求する学問で、その手法(の一つ)として対話、弁証法があるということだと思っているのだが、哲学対話は、問いについて対話すること(あるいはそのために思考すること)自体に重点が置かれ、真理への到達は必ずしも目的とされていないように見える。そういう意味で、哲学というよりはコミュニケーション論あるいはセラピーなどに近いものであるのだろうか。

本書は哲学対話をめぐるエッセイで、人気になるのもわかるのだが、正直文体が好みに合わない。