HONMEMO

読書備忘録です。

きんぴか/浅田次郎

 きんぴか〜「三人の悪党」、「血まみれのマリア」、「真夜中の喝采」の3冊。
 エンターテインメント、大衆小説の真髄。実話系週刊誌って読まないのだけれど、そのノリでもある。ギャグがクサかったり、スベッたりしているところもあるけれど、それもまた浅田の狙い目だろう。不器用で、アナクロで、真っ正直な主人公3人はもとより、看護婦マリア、赤ひげ尾形など脇役も充実、これらの人物がハチャメチャに活躍して、読者を笑わせ、泣かせる。マンガなんだけどね、好きだな、こういうの。プリズンホテルと並ぶ浅田次郎の傑作。

三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)

三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)


血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)

血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)


真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)

真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)