続いて周五郎賞受賞作。映画*1は、十数年前、ロードショーで観て大好きな1本。映画はかなり原作に忠実に作られていることがわかる。小説を読んでいて、登場人物が風間杜夫、片岡鶴太郎、秋吉久美子、名取裕子になってしまって困る(別に困らないか)。両親とのすき焼きを食べての別れのシーンなんかやはり泣けた。原作に忠実に作られた映画は、原作を上回るものになることは稀だと思うのだが、この作品は、映画では昭和のノスタルジックな雰囲気なども良く出ていて、その稀な作品の一つといっていいのでは?
- 作者: 山田太一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/11/28
- メディア: 文庫
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