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HONMEMO

読書備忘録です。

藤田嗣治展、逢坂剛、靖国神社

散歩 イベント

 花見がてらに、東京国立近代美術館藤田嗣治展へ。開館時刻直前に行くも長蛇の列で唖然とする。藤田って人気者だったの?私も近藤史人のノンフィクションを読むまで、名前しか知らなかったみたいなものだけれど、私が行こうと思うくらいだから、みんな行くってことだわなぁ。
 やはり優れた才能の作品が一堂に集められると圧倒させられる。一方で、常設展も初めてだったのだけれど、パリの何とかという特集展示で紹介されていた佐伯祐三、荻須高徳(1点ずつだけだったけど)なんかも含めて、久しぶりの美術鑑賞で良かった良かった・・・まあちと混みすぎで、疲れたけれど。
 私は審美眼なんてものを全く持ちあわせないけれども、常設展を見たあとで思ったのは、藤田の作品は、日本に根っこを持った世界水準の作品といっていいのではないかなということ。常設展に展示されている作品の中には、西欧の巨匠の作品に似ているなぁと思わせるものがあるのだけれど、藤田の作品は、日本画の影響というのは見て取れるけれど、特定の誰にも似ていない気がする。まあしかし私は美術については小学生並みの知識しかないから何とも言えんけど。
 晩年にしばしば描かれた子供の絵の、人形のような不自然な冷たい表情は、もし藤田が戦後日本で穏やかに暮らすことができるようであったならば、全く異なったものであったのではないかなと思わせる。
 その後、学士会館で昼飯。いやはやこういうレトロな趣も今はなかなかなくて、結構なものだ。ただハヤシライス1000円はなぁ〜、気づいていれば隣のロイホへ行ったかも。
 次いで、向かいの共立女子大のホール(会議室?)で、逢坂剛唯川恵ほかによるトークショーを聴いた。逢坂剛って結構社交術というかユーモアがあって、作風とちょいと違うなってところを発見して面白かった。千代田区長が邪魔だったけど。
 その後、神保町の東京堂書店で1トン位の本を買いたいという衝動を抑えつつ内田樹ほか「9条どうでしょう」だけをこっそり買い、ミズノ本店で闘争用兼ゴロ寝用ジャージを大枚はたいて購入。
 〆は、九段は靖国神社。千鳥が淵方面も凄かったが、靖国神社もとんでもない人出でご同慶の至り。テキヤの屋台が日本中から集まったほどあって、大村益次郎も喜んでいるのやら呆れているのやら・・・。いろんなイベントも行われたようで、まさに坪内祐三「靖国」の世界。時間がなくて遊就館も見られなかったので、ちょっと残念だったけれど、近いうちにまた来よう。
 桜で癒され、同時に人込みで疲れる。トータル決算するとちょいと疲れが残ったって感じかな。