ナベツネの自伝みたいなちょっと変わった作りの本。色々と悪役イメージを作られている人だし、ジャイアンツ嫌いなのでなおのこと偏見で見てしまうが、一廉の男であることは間違いないなあと。面白いのは哲学に魅せられ、共産主義運動に没入した青春時代の話。記者時代の話が少ないのがちょっと残念。野球関係では、随分とマスコミの「はめ取材」にやられたというのが、マスコミのドンだけに笑える。
そのほか、
日本共産党は、その後、内部闘争と粛清を繰り返し、その運動形態も改良されたが、先の総選挙で泡沫政党となってしまった。OBの一人として残念に思っている。
というのにも、大笑い。
(追記)ジャイアンツの会社名って「株式会社読売巨人軍」つうのか。素晴らしい。
- 作者: 渡邉恒雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/11
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