HONMEMO

読書備忘録です。

わが人生記/渡邉恒雄

ナベツネの自伝みたいなちょっと変わった作りの本。色々と悪役イメージを作られている人だし、ジャイアンツ嫌いなのでなおのこと偏見で見てしまうが、一廉の男であることは間違いないなあと。面白いのは哲学に魅せられ、共産主義運動に没入した青春時代の話。記者時代の話が少ないのがちょっと残念。野球関係では、随分とマスコミの「はめ取材」にやられたというのが、マスコミのドンだけに笑える。
そのほか、

日本共産党は、その後、内部闘争と粛清を繰り返し、その運動形態も改良されたが、先の総選挙で泡沫政党となってしまった。OBの一人として残念に思っている。

というのにも、大笑い。
(追記)ジャイアンツの会社名って「株式会社読売巨人」つうのか。素晴らしい。

わが人生記―青春・政治・野球・大病 (中公新書ラクレ)

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105円@BO