9・11以後のアメリカの新自由主義的政策は、格差を拡大することによって、医療や教育など様々な矛盾を拡大しているし、貧困層のリクルートを容易にして戦争の遂行に利用するという政策目的にもつながっていると。
言いたいことはわかりますが、文章が余りに情緒的、ジャーナリスティックで、少数のインタビューが提示されているだけという部分も多く、冷静に分析する態度に欠けているように思えます。こういう本は、どこまで信じていいか分かりません。私が一番嫌いなタイプの「ルポ」でした。
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
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