三省堂新明解国語辞典はすごいらしいというのは仄聞していたが、本当にすごい。久方振りに爆笑した。こんなに笑ったのは、糸井重里というかイトイ新聞の「言いまつがい」を読んで以来かな。辞書自体がヘンなのだが、著者の料理の仕方がまた秀逸(ヤワラちゃんの写真をだすかぁ)。でも功一等は、編集者のSM嬢。SM嬢すなわち夏石鈴子氏によるより詳しい(たぶん)新解さん本*1もあるようで、いずれは読んでみたい。
「紙がみの消息」という紙にまつわるエッセイを併録。巻末に解説代わりについている岡野宏文と豊崎由美の対談の中で、岡野が、赤瀬川のエッセイは、音楽と同様に、読んでいる時間そのものが楽しいと書いているが、正にそのとおりだと思う。
赤瀬川原平って全く知らなかったのだが、超芸術トマソン、路上観察学入門、老人力とかいろいろ読みたい!!
- 作者: 赤瀬川原平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
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*1:最近また「ISBN:4043604033:title」が出た(文庫化された?)ようだ。