沢木耕太郎10年ぶりの長編ということで、息子が買ったのを拝借してホイホイ読む*1。
「登山家夫妻がヒマラヤの山に登り、帰りに雪崩に遭って酷い凍傷を負いました」というお話がこういう胸を熱くする物語になる。期待どおりに(以上にと言うべきなのだろうな)感動できてヨカッタ。でも沢木耕太郎のベストは「テロルの決算」。
はじめて読んだノンフィクションが「アンナプルナ登攀記」*2という山岳ものだった。30年以上も前、小学校の高学年だったか中学生になっていたか。あまりの面白さに一気に読んだ記憶がある。それがきっかけで、小説でも井上靖の「氷壁 (新潮文庫)」なんかを読んだけど、これは大人の恋愛小説でもう一つピンとこなかった。今なら面白く読めるかもしれない。新田次郎も読んでみたくなった。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: 単行本
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