たまたま出先で読む活字がなくなって、息子の持っていたのを取り上げて読む。30年ぶりくらいだろうか。箱選びとか、肉一ポンドとかは覚えていても、細部はすっかり忘れている。昔々読んだのも、福田恒存訳だったと思う。学生の頃、シェイクスピアは小田島雄志訳が次々に出て高い評価を得ていたように思うのだけれど、新訳だからといってわざわざ読み直すというほどの沙翁好きでも文学青年でもなかったし・・・ハムレットは小田島訳も読んだ記憶があるけれど。
ユダヤ人差別、アフリカ人差別が結構どぎつくて、現代人にはアレルギー反応を惹き起こすような気がしないでもない。私は、時代背景を踏まえた上で、こういう作品もそれで良しと思うけれど、差別されている側から見ると許せない!というのもあるかもしれないなと思ったり。最近映画化されたそうだが、どんな風に映像化されたのだろう。また、米国などでの評判はどうなのだろう。ちょっと気になる。
- 作者: シェイクスピア,福田恒存
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1967/11/01
- メディア: 文庫
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