江戸時代、3人の少年達の成長物語。全体としてみれば清々しく、いいお話なのだけど、部分的にはマンガチックなプロットとかありきたりなところがあって、もう一つ。例えば、この物語のラスト
「おっ、駒込川までか」
「やるか、太郎左」
「おお」
新吾と太郎左は、釣り竿を引っ担いで、駒込川めざして駆け出す。
「待ってよお、二人とも」
大きく息を吸い込んでから、仙之助も細い脛をとばしはじめた。
・・・
なんだか青春物TVのお決まりラストだなあと思ってしまう。
- 作者: 宮本昌孝
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/07/19
- メディア: 文庫
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