HONMEMO

読書備忘録です。

ナイロビの蜂/ジョン・ル・カレ

スパイ小説の巨匠ということで違う本を探していたのだが、映画化された関係か本書がたくさん新古書店においてあったので手にとってみた。
なんだか結構読みにくい、社会派風の冒険小説だった。個人的に、集中して読めない環境だったこともあるのだけれど。
Constant Gardenerという原題の方が含蓄がある。
ウッドロウのジャスティンに対する言葉。

「きみだってどうなんだ。彼女が外に出て聖女として振る舞っていたときに、ぼんやり坐って花を育ててたじゃないか。」

ナイロビの蜂(上) (集英社文庫)

ナイロビの蜂(上) (集英社文庫)


105円×2@BO