タイトルと作者の名前とそれぞれに何となく聞き覚えがあって、また丸谷才一訳ということで、読んでみた。
ちょっと調べてみて、タイトルは、クイーンの「シアー・ハート・アタック」に収められた曲のせいで、作者の名前は映画「第三の男」の原作者ということで、聞いたことがあったのかと分かるw
1938年と70年も前の作品で、丸谷才一が「不良少年」とのタイトルで翻訳したのが1952年ということ。その頃のイギリスの裏町風俗が面白くもあるが、不良少年が次々に犯罪を犯していく物語でありながらそれほどサスペンスフルでもなく、ちょっと疲れる。
カトリック*1の原罪意識を扱った物語でもあるのだが、このあたりはどこまでホントに理解できているかはなかなか難しいところ。
Brighton Rock — Queen — Last.fm
グレアム・グリーン - Wikipedia
ブライトン・ロック (ハヤカワepi文庫―グレアム・グリーン・セレクション)
- 作者: グレアムグリーン,Graham Greene,丸谷才一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06
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*1:イギリスなのにカトリックか。