難解と思われている政治哲学を興味深く読ませる良い本です。事例を引いて考えさせる工夫が素晴らしく*1、買って損をした気にさせない数少ない「ベストセラー」の一つでしょう。
著者の考え方は、コミュニタリアンというのだそうですね。知りませんでした。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
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*1:TVの「白熱教室」もそうですね。