「春の数え方」の続編。
「人間はどこまで動物か」という問いには、一本のスケール上での到達度を問題にしようとする近代の呪縛があるという。先進国・後進国、偏差値という概念も同じではないかと。(表題作)
本当の自然の草を「雑草」として刈り取り、ガーデニングとかいって外来の植物を愛するひとが増えているが、これで「自然と共生する」などということができるのだろうか。(草と「雑草」)
- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
105円@BO