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読書備忘録です。

リバタリアニズム/渡辺靖

リバタリアニズム自由至上主義は、公権力を極限まで排除し、自由の極大化を目指すもので、リバタリアンの思想的位相を示すものにノーラン・チャートがある。

本書で示された図がわかりやすいが、x軸に経済的自由を重視する、軽視するを、y軸に個人の自由を重視する、軽視するを取ったときに、第1象限(x,y共に重視)に入るのがリバタリアン、第2象限がリベラル、第3象限が権威主義、第4象限が保守となる。(なお、リバタリアン権威主義は、右派、左派それぞれにあり得る。)

ただし、実際の考え方、行動には、かなりの幅がある。