食品や放射線を中心に、リスクへの対応についてわかりやすく説く良い本だと思う。
ALARA原則というのは食品中のコンタミなどの基準値設定などに際しての考え方だと思っていたが、放射線を扱う労働者の被曝量に関しても採用されているということだ。何だか放射線は特別な気がするが、食品中の重金属やらなんかと同様の考え方が適用されるのも言われてみればそうか。
政府の年間1ミリシーベルト以上の汚染地域の除染方針(国土の3%、費用数百兆円)の無謀。
「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる (光文社新書)
- 作者: 佐藤健太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 新書
- 購入: 51人 クリック: 757回
- この商品を含むブログ (15件) を見る