行きたかったけれど行けなかった「8月15日と南原繁を考える会」*1の模様が(ダイジェストで)放映された。
講演者は、以下のとおり。
- 評論家・東京大学特任教授 立花隆(コーディネーター)
- 免疫学者・日本学士院会員 石坂公成
- 医学者・東京大学名誉教授 細谷憲政
- 法学者・東京大学名誉教授 石井紫郎
- 作家・辻井喬(堤清二)
- 政治学者・東京大学前総長 佐々木毅
- 政治学者・東京大学教授 姜尚中
- 哲学者・東京大学教授 高橋哲哉
- 作家 大江健三郎
- 医学者・東京大学名誉教授・南原繁研究会 鴨下重彦
政治における理想と現実との折り合いということを考える。昨今、政治のリアリズムが強調されすぎて、理想を唱えることがケッという感じで軽んじられる傾向があることをどう考えるべきなのか。このイベントの登壇者の言説は、そうではないと言って葬ったはずの旧社会党とか全共闘とかの言説と重なって聞こえたりもするのだけれど、これが死者の言説ではなくて、(理想に向かう)リアルな説であることを、現実の政治現場で説得力をもって説くことの出来る勢力があるだろうか。
*1:1500円で当日の資料を入手できる。