探偵もののテイストで楽しく読んだ。ハードボイルド作品なんかではボガート調のあり得ないスカしたセリフが魅力だったりするのだけれど、この小説は、まあ、そんな小説でもないのに、「まだだれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しくだれかに与えることができるのだ。そのチャンスは残されてる。」なんて、リアリティのかけらもないセリフがでてきて、感動した。
直木賞受賞作
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01/09
- メディア: 文庫
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