HONMEMO

読書備忘録です。

まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん

探偵もののテイストで楽しく読んだ。ハードボイルド作品なんかではボガート調のあり得ないスカしたセリフが魅力だったりするのだけれど、この小説は、まあ、そんな小説でもないのに、「まだだれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しくだれかに与えることができるのだ。そのチャンスは残されてる。」なんて、リアリティのかけらもないセリフがでてきて、感動した。
直木賞受賞作

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)


570円@近所の本屋さん