HONMEMO

読書備忘録です。

月の扉/石持浅海

壁本としか言いようがないというのが私の感想です。
最後の最後は、そういう落とし方だったかとハッとさせられる思いもありましたが、本書のキモであるハイジャックした機内での殺人についてのトリックの構成というのか、推理の過程というのか、あまりに稚拙で*1、リアリティもなく、噴飯ものとしかいいようがないと思います。

月の扉 (光文社文庫)

月の扉 (光文社文庫)


105円@BO

*1:犯人はまず普通に考えると○○だろうと思えるのに、あーでもない、こーでもないといろいろ考えて、結局○○でしたというのががっくりきてしまいます。