2003年上梓、手元のものは09年23版というからロングセラー、先ごろ読んだ「日本のデザイン」の先行著作。デザイン論であり、日本論。
- 「これがいい」でなく、「これでいい」のレベルをできるだけ高くすることが重要。
- 日本人の持つ自己を世界の中心と考えず、辺境に置くことで可能となるつつしみをもった世界観は大事。
- 賑わいと活況を呈する中国に影響を受けて浮足立ってはいけない。アジアの端というクールなポジションに、分をわきまえた、筋の通ったたたずまいを作っていかなくてはならない。「にぎわい」を計画するという発想はもうやめるべき。
- 作者: 原研哉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/10/22
- メディア: 単行本
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