醜い日本の私でもうるさい日本の私でも本書でも氏の思想は変わらない。あたりまえだ。
当人がどんな思想をどれだけ自分の固有の感受性に基づいて考え抜き鍛えぬいているかが決め手となる。つまりその労力に手を抜いている人は嫌いなのです。
一番手抜きがしやすい方法は、しかも安全な方法は何か?大多数と同じ言葉を使い、同じ感受性にとどまっていることです。
麻木久仁子の解説もよい。
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 文庫
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