HONMEMO

読書備忘録です。

神々の山嶺/夢枕獏

サービス精神たっぷりの山岳エンターテインメント。大部ではあるけれど、読みやすい本で、小説を読み慣れない人でもあっという間に読めるだろう。マンガにもなっているらしいけど。
「そこに山があるからだ」という言葉で有名な、エベレストで遭難したマロリーのカメラをめぐるサスペンスで幕を開けた物語は、カメラマン深町を「山があるからではない。ここにおれがいるからだ」という登山家羽生丈二に出会わせ、エベレストへ…。羽生丈二がカッコよすぎで、単純に泣ける。その独白メモはありえんだろとは思うけれど。

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)


105円×2@BO