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読書備忘録です。

死者の奢り・飼育/大江健三郎

久しぶりに本を読む。

  • 水槽に浮かぶ死体の移し替えのアルバイトのアイロニックな顛末 「死者の奢り」
  • 黒人兵をペットのように飼っていた子供が逆に監禁されて… 「飼育」(芥川賞
  • 脊椎カリエス病棟にやってきたうさんくさい学生をめぐって 「他人の足」
  • 事件の傍観者に対する嫌悪 「人間の羊」
  • ろくでもない進駐軍通訳のために少年は父を殺され… 「不意の啞」
  • 脱走兵を匿うはめになった彼は… 「戦いの今日」

大江健三郎初期の(昭和32〜33年)短編集。大江健三郎って、こんなにわかりやすい文章を書く人だったの?
解説は、江藤淳。へぇ。

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)


105円@BO