SFはあまり読まないのだが、名作として名高い作品らしいので。
時空を曲げてとんでもなく遠くまで行けるとか、そういうのは別にいいのだけれど(というかSFの醍醐味でもあろうが)、SF作品では、つじつま合わせのご都合主義が気になることが多い。この作品でも、ネタばれになるから書かないが、文明の記憶を失ってしまうのはどうしてなのかとか、気になるところはある。ただ、全体としてみると大がかりなミステリー仕立てになっていて、その謎を科学的に解明していく(推理していく)過程がとてもスリリングだ。エピローグがちょっとおしゃれ。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
- メディア: 文庫
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