-アメリカに土着化したキリスト教の福音は、富と成功〜勝ち組の論理
-この世の成功=神の祝福 幸福の正当化(幸福の神義論)
-苦難の神義論のないアメリカ人は負けを理解できない。
-反知性主義とは、権力と結びついた知性主義に対する反発
-リバイバル(信仰復興運動)の平等主義(学者パリサイ人批判)の伝統
-アメリカの政教分離は、宗教的熱情を確保するために定められたもの
-アメリカの選挙人制度はポピュリズムの弊害を回避するためだったが、機能不全を起こしている
-アメリカは連邦政府に信頼を置かない。国際機関ぎらいも同様の構造による
-アメリカの意志力崇拝は、建国自体が計画的意思によったことによる。過剰な意志力崇拝が反省なきポピュリズムを招き寄せる
-ポピュリズムは、宗教なき時代の代替宗教 善悪二元論に陥りやすく、市民に正統性の意識を抱かせ、匿名のまま正統性意識を堪能させる
-トランプ現象が成功の論理であるのに対し、ブレグジッドは失敗の後始末
シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理 (NHK出版新書 535)
- 作者: 森本あんり
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2017/11/08
- メディア: 新書
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